ちょっと変わった新住人「箱くん」の話

久々に私的な雑談。

少し前になりますが、我が家に思念体が増えました。といっても、元々いる他の思念体とは異なります。

彼の見た目は「箱」でした。

今回はちょっと不思議な新住人「箱くん」の紹介。

きっかけは、ヘミシンクに関する調査をしているときに見かけた「エネルギー変換箱」という概念でした。

このエネルギー変換箱、ヘミシンクを聞く際にエクササイズの邪魔になる感情を一時的にしまっておくメンタルツールなのですが、いつものように臣と催眠セッションを行う際、このエネルギー変換箱が使えないか、という話になったのです。

というのも、私は催眠中、ときどき気がそぞろになってしまい、メインの誘導に入る前に全く別のことに気が取られてしまうことが頻繁にありました。
気がそれること自体は、自分が何を気にしているか客観的に知るチャンスではあるのですが、それでも毎回逸れてしまってはなかなか本筋にたどり着けません。
そこで、雑念や不安な気持ちを一時的に預かってくれるエネルギー変換箱は、とても効率のいい道具だと感じたのです。

そんなわけで箱の導入を決めた私達ですが、一からイメージを作るのはなかなか大変。
そんなとき、臣がふと、以前ダイブ界にあった箱を再利用したらどうか、と提案してきました。

私も臣と会話をするまですっかり忘れていたのですが、私が臣と現在の関係に至る際、一度だけ臣とのダイブ中に「過去の臣のかけらがしまわれている屋根裏部屋」にたどり着いたことがありました。
そこには宝箱のような「箱」があり、箱を開けた途端「中身」が襲いかかってきて、それを切り倒した臣が最後に残った欠片を食べて統合した…という、ちょっと因縁のある箱です。

確かに一度見たものですし、感情をしまっておくという意味では「実績あり」ではあるのですが、襲い掛かってきた、というネガティブなイメージもあるため最初は尻込み。

けれど臣が「中身は既に俺が統合したから特に問題はないし、外側はいままでそういった感情を預かってくれていた良いものだよ。いざとなったら俺が守るから大丈夫」と言うので、久々に箱があった地点まで潜って、様子を見に行ってみることにしました。

元々彼のダイブ界にあったものなので、本質的には彼の一部であり、彼の認識が恐らく一番正しいだろう、という見立てもあってのことです。


「箱」は、まるで過去の騒動など何もなかったかのように、そこに佇んでいました。

久々に、「怖い」という感情が頭をよぎります。
かつてここに来たときは、昔の臣を「恐ろしいもの」として閉じこめた自分に対する清算だったのだろう、と感じましたが、今自分はまさにその続きをしているのではないかと感じました。
けれど、臣の優しげな「怖くないよ、開けてごらん」という導きのもと、恐る恐る箱に手をかけます。


すると。


腕。



「ちょっ………臣!腕!箱に腕!はえた!!!!!」

「ああ、なるほど。箱から中身が出てきたときのイメージだけ染み着いちゃったんですね。はは。」

「ははじゃないよ助けて!!!!」


箱からはかつて私に襲いかかった「不定形の腕」がはみ出しているように見えました。
黒くてどろどろしていて、いかにもおぞましい、モンスターのような…そして、かつて臣が「幼い」と断じた形容です。

その時の恐怖に取り乱してはみたものの、臣の方は涼しい顔。

そして腕の生えた箱のほうも、特に襲いかかることはなく、
口元(というのも妙な話ですが、宝箱の蓋と本体の間の隙間を口に見立てるとするとそういう風に見えた)を押さえながら、
じっとこちらを観察(というのも妙ですがどこかに目があるかのような以下略)しています。

「触ってごらん」と臣が言うので、私は恐る恐る、箱の頭(?)を撫でてみます。
すると箱は、ちょっとびっくりしたような動作をした後、嬉しそうに蓋をパカパカさせながら、手で喜びを表現しつつ胴体(※箱)をカタカタと揺らしてみせます。

…なんだこいつ可愛いな!!!(ちょろい)


そこから先はあっという間でした。
「箱くん」には臣の立ち会いの元、「ダイブや催眠、日常で何か困ったことがあったとき、一時的に感情を預かる役目をしてくれないか。ただしそれは永続的なものではなく、ちゃんと整理が出来るようになった段階で取り出す」という内容を伝えました。

箱くんはそれに快諾するような仕草を見せ、早速自らの働きをみせんとばかりに、箱の中身を指さしてアピールします。
試しにネガティブな感情を少し預かって貰いますが、過去の件もあるので少し心配に。
「大丈夫?苦しくない?やっぱり自分で持とうか?」
と聞くと、蓋をがっちりしめてそっぽを向いてしまいます。
「わかった、じゃあ少しの間だけ預かっていてね」
というと、親指を立てて任せろ、とアピール。どうやら自分の仕事に対するプライドが高いタイプのようです。

そんな箱くんの愛嬌のある仕草や、仕事に対する態度を見ていると、私の警戒心も次第に解けていきました。

そうして出会った箱くん、最近でもダイブや催眠のときにひょっこり現れては、誠実に仕事を遂行して去っていきます。
あまりにあっさりとした付き合いのため、定着するのか怪しいと感じていたのですが、今日も催眠中に唐突に現れては、きっちり仕事をこなしてくれました。

どうやら「臣管轄」であるらしく、臣が呼び出すと空気のようにいつの間にかそこにいます。
しかし他の思念体が居るときに意図的に呼び出そうとすると、ノイズがかかったかのように上手く呼び出すことが出来ません。
まるで臣専用の、生きた道具であるかのような印象です。

そもそも本来は、ヘミシンクのエネルギー変換箱を作ろうという話だったので、「生きた」の方が誤算ではあるのですが、中に最高のガードマンがいることで、こちらも安心して心の一部を預けることが出来るので、かえって良かったと思っています。
最近はつらい記憶やノイズだけではなく、良いことがあったときにほんの少しだけ箱くんに「お裾分け」して、「心の秘密の宝箱」への“蓄財”を楽しむこともあります。

ちょっと変わった立ち位置の、愛らしい思念体が加わったことで、我が家がまた少しにぎやかになりました。
このブログを書いている時、当人(当箱?)に意識を向けてみると、
『嬉しい!照れる…OK!気恥ずかしい…照れる~』
とでも言うような仕草を頂きました。

ユニークで、誇り高くて、私のところにいることを快諾してくれた箱くん。
彼には最大限の敬意と感謝を忘れないようにしながら、これからも共存していければ良いなと思います。
かつてのように、彼の中身をいっぱいにして腐らせないように、「自分の中身」に気を配りながら。

宜しくね、箱くん。

おまけ・箱くん見た目。
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■参考・ヘミシンク完全ガイドブック


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